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"カベルネ・フラン"の検索結果を5件表示
ロワール渓谷地域ヴァレ・ド・ラ・ロワールの畑はおよそ東西500キロメートルに及び、気候は4つの大変異なる地域に分けられます。 ペイ・ナンテ地方はシスト土壌の早熟なミュスカデに特徴付けられます。アンジュ・ソミュール地方はより暖かく湿度の少ない地域で、シュナン・ブランからスパークリング、辛口、甘口の白ワイン、カベルネ・フランから赤ワインが造られます。 石灰質土壌のトゥレーヌ地方には、カベルネ・フラン、シュナン・ブラン、ガメイ、コー、ソーヴィニヨン・ブラン、ピノ・ノワールなど多くの品種があります。 中央フランス地方は、白はソーヴィニヨン・ブラン、赤はピノ・ノワールとガメイに特徴付けられます。
Domaine Philippe Delesvauxドメーヌ・フィリップ・ドゥレヴォー 運命の畑との出会い コトー・デュ・レイヨンの帝王と呼ばれて久しいフィリップ・ドゥレヴォー。パリ、ヴェルサイユ、ワインとは全く関わりのない家で生まれ、鉱物学を得意とする彼が農業学校を出て研修生としてアンジュー近郊の農家で牧畜の世話や穀物の栽培に加えてブドウ栽培にも触れたことでワイン造りの道を目指すことになります。「最初は皆が僕のことをからかった」と回想するフィリップ。1982年、アンジェの南にあるサントーバン・ド・リュイニエの荒廃した3ヘクタールのブドウ畑を借り妻カトリーヌとワイン造りを始めました。 ここはロワール川とレイヨン川を望む高台、ブドウ畑に囲まれた素晴らしい風景が広がる場所で6世紀頃から既に上質な甘口ワインが出来ることで有名な地でした。ロワール川対岸にはクール・ド・セランを見渡すことができる高台のブドウ畑は早朝から夕方までしっかりと陽が当たりブドウが良く熟します。ここは2つの川から発生する霧と日照、そして風が吹き抜ける場所で貴腐菌の発生にはまさに最適な場所、ここからフィリップは3段階に分けてブドウを収穫し主に3種類のコトー・デュ・レイヨンを造ります。 畑を覆うようにそびえたつシストの石壁は100年以上からここにあるもの。冷たい北風を遮り、冬にはこのクロ(石壁)が蓄熱し夜間も熱を放出する大切な役割を果たします。この場所は「ラ・エ・ロング(La Haie ...
ボルドーブドウ畑はフランス全体の12%で、赤ワイン89%、白ワイン11%が生産されます。ボルドーワインにとって川がとても重要な存在で、ボルドー市を流れるガロンヌ川ともう一つの大きな河川であるドルドーニュ川と合流し、さらに大きなジロンド川となって大西洋に流れ込むのですが、これらの川沿いに広大なワイン産地が広がっています。この川が様々な気象条件と合わさってブドウの生育に最適な環境を作りだし、ランドの松林が強い海風からブドウを守ってくれ、さらにそれぞれの品種に最適な土壌があることなど全てがこの地域が高く評価される要因となっています。 主に赤ワイン用に植えられているのは、早熟で肉付きの良いメルロと、晩熟で温かく水はけの良い砂利質に育つカベルネ・ソーヴィニヨンで、タンニン豊かなワインを生みだします。他にはカベルネ・フランも同じくストラクチャーのあるワインを生み出し、また素朴な味わいのマルベック、タンニンを与えるプティ・ヴェルドもあります。白ワインに関しては、生き生きとしたアロマティックなソーヴィニヨン・ブラン、偉大な甘口ワインの主要品種であるセミヨン、そしてミュスカデルがあります。
Domaine de l'Aumonierドメーヌ ド ロモニエ トゥーレーヌの東のはずれ、Couffyにあるソフィーとティエリー・シャルドンのドメーヌ・ド・ロモニエ。1996年、2人はソフィーの祖父母の畑を受け継ぎゼロからヴィニュロンの道へと進みました。もともと小さな畑で育てたブドウを協同組合へ売るつもりだったものの、2人が一念発起したちょうどのタイミングで地元の生産者が引退を理由に畑を売りに出すことを知りその畑を購入、栽培から瓶詰、販売までを2人で行う決心をしドメーヌ・ロモニエをスタートしました。 はじめ10ヘクタールほどだった畑は現在36ヘクタールまで拡大、当初から自然に最大限配慮した栽培を行っていましたが、2021年からはビオディナミへ移行。フランス国内はもとより海外の取引先を多く抱え、特にプロフェッショナルの間で人気が高く、品質の高さに定評があります。 *ロモニエ(l’Aumonier)の名前はソフィーの祖父母の姓、教会や寺院に属さず組織のなかで働く聖職者を意味する言葉です。 パリ盆地の南西にあり、やや波打った形の高台にある計5,000ヘクタールがトゥーレーヌに指定されており、一年を通して穏やかな大西洋気候に恵まれています。 シェール川の南ドメーヌの所在地シェール川のほとりのCouffy、それに加えMareuil sur Cher、Seigyの3つのコミューンに所有畑があり、土壌は白亜の石灰質テュフォーを母岩とした粘土石灰質主体。場所により火打石(シレックス)の小石も混ざります。 生産量の70%はソーヴィニョン・ブランを主体に白ワインが占め、その他シュナン・ブラン、シャルドネを栽培。赤ワイン用の品種はガメイ、コー(マルベック)、カベルネ・フラン、ピノ・ドニス、グロロー。 ...
Domaine de Petit Roubiéドメーヌ・ド・プティ・ルビエ 地中海からほど近いピネの街、地中海から吹き付けるオリヴィエと妻のフロリアンヌが1981年に始めたドメーヌ。もともとりんごの栽培を行っていましたが、農薬を使うことを嫌う2人はワイナリーを始めました。ピクプール・ド・ピネでは唯一ビオロジックで認定されたドメーヌです。2000年以上から続くワイン造りの伝統がここには根付いており、牡蠣の養殖で有名なトーの潟を望む高台の粘土石灰質に広がる畑で自然な栽培を行っています。 南フランスらしい陽気な人物ですが、当初から固い信念でビオワイン造りに取り組んできたオリヴィエが造るワインは、SO2の含有量も大変低く果実の柔らかさが第一印象、ピクプールらしい生き生きとした酸が地元で水揚げされる魚介類と見事にマッチします。現在、所有する畑は60ヘクタール、牡蠣養殖で有名なトーの潟を囲むようにしてブドウ畑が広がり、カベルネ・ソーヴィニョン、シラー、タナ、カリニャンやソーヴィニョン・ブランを栽培しています。フレッシュ感を何よりも重視し収穫は全て夜間に行いすぐに醸造へ取り掛かります。