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"ピノ・ブラン"の検索結果を6件表示
Domaine Etienne Simonisドメーヌ・エティエンヌ・シモニス 2017年1月、ビオワインの展示会ミレジム・ビオで初めて出会ったカティアとエティエンヌのドメーヌ・シモニス。アルザスの若手ホープとして多くの生産者から期待されるドメーヌです。コルマールの北、アメルシュヴィール村(Ammerschiwihr)で17世紀からブドウ栽培を行ってきた家系で現在7ヘクタールの畑を所有、2011年にビオディナミに認定されました。アメルシュヴィールと言えば2007年に正式に認定された最新のアルザス・グラン・クリュ、ケッフェルコフが代表的な畑で、多くのワイン評論家も高く評価するグラン・クリュです。 3代目のエティエンヌは1996年、20歳の時に父ルネからドメーヌを受け継ぎビオディナミを試験的に取り入れた品質重視のワイン造りをスタート。この農法に興味を持ったきっかけは、彼が17歳の頃。ボーヌの学校で知り合ったドメーヌ・ルフレーヴの従業員の息子と知り合い、彼の自宅に行ってビオディナミが実際どんなものなのか見せてもらったこと。父がやっていたような農薬や除草剤を使う従来型の農法に疑問を持ち続けていたエティエンヌには衝撃的な出会いだったのです。そしてビオディナミのコンサルタントとして世界的に引っ張りだこのピエール・マッソンから直接指導を受けました。「ブドウ栽培者というより“農民”のように生きたいと思っていた。それを可能にするのはビオロジックではなくビオディナミという選択肢だった」と話します。 テロワール・畑 ...
ロワール渓谷地域ヴァレ・ド・ラ・ロワールの畑はおよそ東西500キロメートルに及び、気候は4つの大変異なる地域に分けられます。 ペイ・ナンテ地方はシスト土壌の早熟なミュスカデに特徴付けられます。アンジュ・ソミュール地方はより暖かく湿度の少ない地域で、シュナン・ブランからスパークリング、辛口、甘口の白ワイン、カベルネ・フランから赤ワインが造られます。 石灰質土壌のトゥレーヌ地方には、カベルネ・フラン、シュナン・ブラン、ガメイ、コー、ソーヴィニヨン・ブラン、ピノ・ノワールなど多くの品種があります。 中央フランス地方は、白はソーヴィニヨン・ブラン、赤はピノ・ノワールとガメイに特徴付けられます。
Domaine de l'Aumonierドメーヌ ド ロモニエ トゥーレーヌの東のはずれ、Couffyにあるソフィーとティエリー・シャルドンのドメーヌ・ド・ロモニエ。1996年、2人はソフィーの祖父母の畑を受け継ぎゼロからヴィニュロンの道へと進みました。もともと小さな畑で育てたブドウを協同組合へ売るつもりだったものの、2人が一念発起したちょうどのタイミングで地元の生産者が引退を理由に畑を売りに出すことを知りその畑を購入、栽培から瓶詰、販売までを2人で行う決心をしドメーヌ・ロモニエをスタートしました。 はじめ10ヘクタールほどだった畑は現在36ヘクタールまで拡大、当初から自然に最大限配慮した栽培を行っていましたが、2021年からはビオディナミへ移行。フランス国内はもとより海外の取引先を多く抱え、特にプロフェッショナルの間で人気が高く、品質の高さに定評があります。 *ロモニエ(l’Aumonier)の名前はソフィーの祖父母の姓、教会や寺院に属さず組織のなかで働く聖職者を意味する言葉です。 パリ盆地の南西にあり、やや波打った形の高台にある計5,000ヘクタールがトゥーレーヌに指定されており、一年を通して穏やかな大西洋気候に恵まれています。 シェール川の南ドメーヌの所在地シェール川のほとりのCouffy、それに加えMareuil sur Cher、Seigyの3つのコミューンに所有畑があり、土壌は白亜の石灰質テュフォーを母岩とした粘土石灰質主体。場所により火打石(シレックス)の小石も混ざります。 生産量の70%はソーヴィニョン・ブランを主体に白ワインが占め、その他シュナン・ブラン、シャルドネを栽培。赤ワイン用の品種はガメイ、コー(マルベック)、カベルネ・フラン、ピノ・ドニス、グロロー。 ...
Champagne Pannierシャンパーニュ・パニエ 1899年にネゴシアンとしてエペルネに創業し、1937年には、約1000年前に騎士ユーグ・ランベール公が掘らせたという地下の回廊、シャトー・ティエリーにメゾンを移しました。栽培グループとともに1974年から共同経営を開始したパニエは、現在およそ500軒の栽培農家からなる700ヘクタールの畑をクラマン、コート・デ・ブラン、マイィなどに所有しています。パニエとしてリリースするのはテイスティングして選び抜いた全生産量の約15%ほどで、それ以外はすべて大手著名ネゴシアンなどに売却しています。 大手ネゴシアンがプロモーションに資金をつぎ込むのに対し、パニエは設備に投資し、コストパフォーマンスの高いシャンパーニュを造り出しています。その鍵となるのが、地下30メートルに所有する全長2キロの巨大カーヴです。ここで生み出されるシャンパーニュが、法律で定められた瓶内熟成期間を大幅に超えてこのカーヴでゆっくりと熟成され、パニエの安定したふくよかな味わいをもたらします。また、パニエはセニエ法(赤ワインを少量ブレンドするのではなくブドウの果皮から色を抽出する、経験と高い技術を必要とする作業)でロゼを造る数少ないメゾンの一つで、エレガントでスムースなロゼを造ることでも定評があります。 パニエのスタイルとシンボル ...
Domaine Daniel Crochetドメーヌ・ダニエル・クロシェ ビュエに多いクロシェ・ファミリーの一つ、ドメーヌ・ダニエル・クロシェ。世界的に有名なフランソワ・クロシェはダニエルの父のいとこにあたります。ダニエルはドメーヌを継いだ1996年より畑を拡張し、親類から借りている畑を含め現在ビュエ、サンセール、シャヴィニョルのコミューンに9.75ヘクタールを所有。その内訳は、6.37haがソーヴィニョン・ブラン、3.38haはピノ・ノワール。 土壌は大きく分けてテール・ブランシュと呼ばれるキンメリジャンの粘土石灰質とカイヨットという小石と石灰分の多い土壌から構成されています。一般にテール・ブランシュからは肉付きの良い豊かな骨格を持つワインが出来上がるのに対し、カイヨットの多い土壌からはフルーティーでアロマ豊かなワインが生まれると言われており、彼のワインからは各テロワールの持つストレートな表現が伝わってきます。ドメーヌのフラッグシップは単一畑のプラント・デ・プレ、そしてシェーヌ・マルシャンです。 日本人でもびっくりするほどの真面目なダニエル。当初から畑仕事に熱心に取り組み、テロワールをまっすぐに表現した、ピュアな果実感を持つワインを生み出すために取り組んだのが畑仕事に膨大な時間を費やすこと。ダニエルは除草剤を使わず、樹勢を抑える目的で草を生やす草生栽培を行っていますが、土が深い場所では草と根の”競争状態”を作り出しより深くまでブドウの根を張らせるため草を残します。一方、カイヨットなど表土が薄い場所では草を抜き取ってしまいます。防カビ剤なども使わないため、ブドウの房に病気がつかないよう常に風通し良い状態にしておくことも大切です。 ...
Domaine Morey Coffinetドメーヌ・モレ・コフィネ モレ一族の新星 ドメーヌ・モレ・コフィネは、ドメーヌ・マルク・モレの息子ミシェルと、ドメーヌ・フェルナン・コフィネの娘ファビエンヌの結婚により誕生したドメーヌです。どちらもシャサーニュ・モンラッシェに拠点を置き何世代にも続く家系を持ちます。プルミエ・クリュのクロ・サン・ジャンの目の前に建つ19世紀初頭の住居と隣接する16世紀に造られたセラーは、1977年に地元のネゴシアンから買い取った時には廃墟に近かったものの、現在は見事なまでに改装されています。特に5つの石のセラーはシトー修道会の僧侶が住んでいたというもので、当時の宗教的建造物の様式である美しいアーチ形をなす天井の流れるような線が特徴です。ミシェルは1976年から父のマルク・モレのドメーヌを手伝い、フェルナン・コフィネが引退した1979年から相続をスタート。1990年に元詰めをスタートするまでネゴシアンへジュースを売ることで資金を集め、家やセラーの修復、そして新しい畑の購入に充てました。 ティボーのアーティスティックな創造性 ...