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Château de Rieuxシャトー・ド・リュー ミネルヴォワはオードとエロー県にまたがるアペラシオンで、北部の中央山塊付近から平地にかけて4200ヘクタールの畑が広がります。シャトー・ド・リューはミネルヴォワの中央部リュー・ミネルヴォワの村に11世紀から存在するシャトーで、代々のこのシャトーの所有者のド・ソース家が現在も一部分を所有しています。一家は1870年以来4世代に渡ってブドウを売り生計を立てていましたが、1998年のエマニュエル・ド・ソースの登場によって大きく変貌します。彼は構造豊かな質の高いワイン造りに取り組み、自身のファーストヴィンテージ(2000年)でギド・アシェット、そしてパーカー・ガイドに掲載され華々しいスタートを切りました。 友人ジル・デプレズの存在 彼の目覚ましい躍進の陰にはソムリエのジル・デプレズの存在が欠かせません。彼はアラン・デュカスグループをはじめとする世界各国の有名なレストランでソムリエとしてキャリアを積み重ねた人物で、現在はシャトー・ド・リューのコマーシャルを主に行っており、エマニュエルの良きアドバイザーでもあります。 ドメーヌの所有する25ヘクタールの畑はミネルヴォワ最上のテロワールとして知られるラ・リヴィニエールに続く土壌で、粘土石灰質と小石の広がる土壌で構成されています。エマニュエルはこの場所を、ドメーヌの裏を流れる川の名前に由来するラルジャン・ドゥーブル(l’Argent double)と呼んでいますが、ここはミネルヴォワの中でも最も暑く、雨の少ない乾燥した土地として知られ、生み出されるワインはしっかりと熟したフルーツのアロマ豊かでしなやかな骨格が備わります。 ...
Mas Cal Demouraマス・カル・デムラ 2004年に32の村が統合しできたコトー・デュ・ラングドック・テラス・デュ・ラルザック。モンペリエの北西にV字状に広がるこのAOCはラングドックのブドウ栽培地としては最北端に位置し、ラルザックのカルスト山地から吹き付ける北風と、夏の間昼夜の気温差が大きく20℃以上にもなるためブドウがゆっくり、じっくりと熟すことができ、複雑なアロマとフレッシュさが賦与されます。この生産地の真価と生産者たちの長年にわたる努力が報われ、2014年6月テラス・デュ・ラルザックはINAO(原産地呼称ワイン委員会)により正式にAOCとして認定されました。2014ヴィンテージから「テラス・デュ・ラルザック」として単独の表記が可能となったのです。 ...
Domaine Brussetドメーヌ・ブリュッセ 2010年に初めてドメーヌを訪問して以来、色々な南ローヌのワインをテイスティングしてきましたが、いつも頭の中にブリュッセのワインの強いイメージが消えることがなく、価格とクオリティーのバランスを考えるとき、これを超えるものになかなか出会うことが出来ませんでした。それは、各方面で高く評価されるジゴンダス、レ・オー・ド・モンミライユだけにとどまらず、気軽に楽しめるコート・デュ・ローヌ、そしてヴィラージュのケランヌ、ヴィオニエ100%の素晴らしいキュヴェ、クラヴェルについても言えることですが、彼らのワインには常にピュアな果実のフルーツや、この地域特有の豊かなスパイスやハーブのアロマがふんだんに感じられ、とても満たされた気分にさせてくれるのです。 ドメーヌ・ブリュッセは1947年に現在のオーナー、ローラン・ブリュッセの祖父アンドレ・ブリュッセが創設したドメーヌです。彼は世界大戦が終わった1945年に協同組合へブドウを売却することを止め、ドメーヌ元詰めを始めました。アンドレは当時アプリコットの需要の方がワインよりも圧倒的に多かった時代にさえ、一ドメーヌとしてワイン産業に明るい未来を描いていた、先見性のある人物です。1999年のアンドレの死後、息子のダニエルがドメーヌを世界的なレベルにまで高めました。その役割を果たしたのは、南ローヌを代表する山ダンテル・ド・モンミライユの斜面のテラス状の畑から生まれ、新樽で熟成されるジゴンダス、オー・ド・モンミライユです。ダニエルは当時初めて新樽でジゴンダスの熟成を試みた人物の一人で、このキュヴェの成功でブリュッセは一躍有名になったのです。 ...
ラングドック・ルシヨンフランス全体のおよそ27%を占める最も広大なワイン産地。地中海性気候で冬は暖かく夏は暑く乾燥、地方風が大切な役割を担っています。 ラングドック・ルシヨンはブドウ樹の改良、厳格な区画セレクション、収量の制限、醸造技術の向上により近年ワインの品質が飛躍的に改善された地域です。品種の多様性でも特徴付けられており、赤ワインはグルナッシュ、シラー、ムールヴェードル、カリニャン、サンソー、白ワインはグルナッシュ・ブラン、ヴィオニエ、ピクプール、ミュスカ、マカブーなどが植えられています。 テロワールもバラエティに富んでおり、海抜の低い砂地から山の支脈にいたる標高の高いところまで、地形、畑の向き、ミクロクリマにおいても様々なものがあり、ワインに多様性を与えています。またこの地域では、甘口のヴァン ドゥ ナチュレルの大半が生産されています。
ローヌ渓谷地方ブドウ畑は南北に流れるローヌ川の両岸、200キロメートルに渡ります。特色の異なる2つの地域からなっており、北部(コート・ロティ、エルミタージュ、コンドリューなど)と、南部(シャトーヌフ・デュ・パープ、ジゴンダスなど)に分けられ、主に赤ワインが生産されます。 北ローヌは、傾斜の険しい段々畑で、地形は細長く、花崗岩土壌が主です。日照は豊かですが、朝の霧によって涼しくなります。シラーから造る赤ワインはボディがあり、長期の熟成も可能です。白ワインはヴィオニエ、マルサンヌ、ルーサンヌから造られます。南ローヌは、石がちの粘土石灰土壌でより広々とした丘陵や段々畑にあります。地中海性気候で、5月から9月はミストラルと呼ばれる風によって乾燥した気候になります。ワインは多くの品種でブレンドされますが、特にグルナッシュが広く植えられています。